よくある質問FAQ

パテの正しい練り方ってあるのですか?
パテを水の中へ散布するのがベストな方法です。詳しくは袋及びケースに表示してありますので、ご参照ください。 (パテに水をまぜるようにして練ると、ママコ(継粉だま)の原因となります。)

ちょっとしたコツ!!
※たれない程度に若干やわらかめに調整していただくと、ヘラ運びが良く作業性の軽快なパテが出来上がります。(混水量が多いとパテヤセの原因ともなります。)
※パテ中には接着剤成分も入っており、初回練りで全ての成分が溶けきらないケースもありますので、2~3分後に再練して頂くのも良い方法です。
袋・ケースに表示されている(60・90・120)の意味って?
表示されている数字は可使時間となっております。混練していただいた後の、パテ処理に要していただける時間の目安となりますので、混練後、表示時間内に使い切っていただけるようにお願いします。
※次の工程に進むには、表示されています可使時間の約3倍の時間が、およその目安になります。
※お急ぎの場合は可使時間の短いタイプ(NSフィール60、NSセレクト60等)、施工面積の広い場合は可使時間の長いタイプ(NSVライト120、NSセレクト120等)をおすすめします。また、スピーダー(硬化促進剤)を使用して硬化を早めることもできます。(NSスピーダー使用により、ヤセを減らす有効な手段にもなります。)
パテの硬化時間が短くなるかまたは長くなることがありますか?
1. 練り残しのパテや他の異物が混入した場合
2. 混練の際、高速度で長時間攪拌混合した場合
3. 使用水の温度が30℃以上ある場合や、酸性・アルカリ性の水を使用した場合
4. 水濡れや高温・多湿の所で保存したり、長期間(5ヶ月以上)保管し、吸湿した場合

上記のような原因が考えられますので、下記のような対策をとってください。

1. パテ容器を完全に洗ってから、次の混練をすることでパテ以外の混入を避ける。
2. 混練時間はハンドミキサーで2~3分、パテ練機で約5分でおさめる。
3. 水は清水(水道水)を使用し、また水の温度は出来るだけ15~25℃の水を使用する。
4. 水濡れのおそれのある所や高温多湿のところでの保管は避け、また5ヶ月以上経過したパテは使用しないようにする。

ワンポイントアドバイス!!
※パテを保存の際、地面に直に置かずに、パレット等の上に置くようにしていただくと、湿気の吸収を少なからず抑えることが出来ます。
乾燥タイプ(NSニューオルマー)の乾燥時間は?
気温・天候、パテの塗り厚により左右されますが、夏場で1~2時間・冬場で3時間くらいが目安です。
また乾燥タイプは、密封すると「練り置き」出来るメリットがあります。
パテの主原料が炭酸カルシウムで、混練後に余剰水が蒸発し接着剤とともに固化して硬化体となります。
クラックの発生原因・対策方法は?
下地材が動いてしまった場合や、下地材において収縮・膨張が起きた場合、(弊社パテ製品は「不陸調整材」であり、下地の動きを止める性能はございません。)
パテの塗り厚が薄くドライアウトが発生した場合、パテ付け直後に急激な乾燥をした場合、ファイバーテープの圧着不足等が考えられます。 上記のような原因が考えられますので、以下のような対策をとってください。

1. 下地材を完全に固定する。
2. 塗り厚を厚くし、ファイバーテープを使用する。(できればジョイントテープ(特殊和紙テープ)を使用して下さい。)
3. パテ付け直後は直射日光・通風などによる急激な乾燥を避ける。
4. ファイバーテープをしっかりと下地材に圧着させる。
5. 強度のあるパテを使用する。(NSタフクラック・P、パワークラック異板地)